事務局長のつぶやき

大雨特別警報(警戒レベル5)

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◆夏休みも終わり秋の気配も漂うようになってきた28日、九州北部に大雨特別警報が出されました。数十年に一度の降水量が予想され、警戒レベル5「これまで経験したことのないような大雨。直ちに命を守るための行動を」と気象庁は対象地域の人に呼びかけました。
◆現地からの報道をテレビで確認しながら思ったのは障害者の人たちはどうしているだろう。さまざまハンデキャップがある中で命を守る行動をとれているだろうかと。自宅の中のより安全な場所を探して風雨の去るのを待つしかないのではないか。皆さんの不安や恐怖を思うと雨雲が早く過ぎ去ることを願うばかりでした。
◆障害者事業所の全国組織きょうされんが作成した映画「星に語りて Starry Sky」を観ました。東日本大震災のときの障害者の状況と支援者の活動を描いたもので、津波による被害、原子力発電所事故からの避難の実態を伝えてくれます。多くの人が亡くなりましたが、障害のある人の死亡率は全住民の2倍だったと。全国から支援者が避難所に向かったものの障害者の姿はなく、個別に安否を確認しようにも住所、氏名の情報も得られなかった経過が語られていきます。
◆誰もが不穏になる災害時、避難に支障のある人への配慮は行き届かなくなります。そのとき何を手助けしなければならないのか、助けてとどう伝えるのか、平時の準備と訓練が欠かせません。
◆当法人の運営する大岡地域ケアプラザにNHK「おはよう日本」から災害用備蓄(段ボール担架)を取材したいと連絡がありました。どんな放送になるのか、地域の安心に貢献できれば幸いです。