事務局長のつぶやき

言い訳しない!

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   気がつくと9月もあとわずか。年度前半を終わろうとしています。この間を振り返り後半の計画を修正するというのが一般的な経営のサイクルでありますが、なんとも初めての仕事だからと自分に甘い考えがよぎります。目標の切り下げ、先延ばし、と後ろ向きな考えに囚われ、社会福祉法人会計の実務に詳しくなろうと用意したテキストも学生時代の参考書のように積んでおいて安心しているありさまです。
そんなとき新聞で衝撃的な人の話に出会いました。光梨のぞみのお祭りに出かける前に広げた朝日新聞「ひと」欄のカイル・メイナードさん(31)の記事に釘付けになりました。手足のない冒険家のタイトルで生まれながら腕はひじまで、足はひざまでの身体でキリマンジャロの登頂に成功した。と出だしに書かれていました。19歳のときに書かれた自叙伝「No Excuse」がベストセラーになったそうで、その偉大さは皆さんもすでにご承知かもしれません。今年来日し講演をされたり、テレビ番組で紹介されたということも承知していませんでした。多くの人がその奇跡的な人生にふれ感動を覚えたことと思います。お父さんが学生時代に取り組んだレスリングに挑戦し、健常者相手に35連敗。36戦目に勝利を挙げたエピソードは決して諦めない、挑戦し続けることを伝えるに余りあります。戦地から戻った米兵がPTSDから自殺が多い事実を知り、人生に目標をもつことを知らせようと決死のチャレンジに取り組みます。それがキリマンジャロの登頂につながり、さらに2016年にはアコンカグア登頂にも成功されます。
「障害があっても何でも可能だ」メッセージを伝え続けています。
ぜひ彼の著作を読んで「無理、できない」を言いそうな自分を奮い立たせたいと考える秋です。