事務局長のつぶやき

勉強してます

勉強してますの画像

教養の秋、事務局長もそれなりの専門家的な理論武装が必要と考え、大学の通信教育課程を検討しましたが入学には相当の決意と費用が必要です。逡巡している中でまずは身近なところからとNHKラジオ「福祉セミナー」を聴くことにしました。週1回25分の放送があります。その昔、大学受験講座や基礎英語などラジオの講座はよく利用していましたが、そのころとは様子が違って今やインターネットを介して都合の良い時間に聴けるようになっています。放送時間に合わせてラジオの前で神妙にテキストを開いていた昔が懐かしいです。

2017年度後半プログラムでは10月は高齢者福祉、11月は福祉教育がテーマです。気鋭の専門家の話は説得力があり、初めて聴く話も多く飽きません。地域包括システムの講義では、互助と自助が求められる中で日本の高齢者の四分の一は友人がいないとか、4割が老後の経済生活の準備をしていないという現実を浮き彫りにします。小学校の授業では福祉を「ふだんのくらしのしあわせ」と教え、憲法の生存権に止まらず個人の尊重、幸福追求権、平和と戦争の放棄までをメッセージとしてこめているのだと。勉強になります。

ラジオ講座で刺激を受けつつ、今は身近なところで見聞きすること全てが学習です。専門家の講義に劣らず、事業所の職員の皆さん、ご利用者から教わることが山ほどあります。何より現場の体験。刑事ではありませんが「現場100回」。歩数計もって寒さに負けず出かけます。