事務局長のつぶやき

人口爆縮って

人口爆縮っての画像

◆最近新聞で「人口爆縮」という言葉に目が留まりました。少子高齢化が進み、急速な人口減少が始まっていると警鐘を鳴らす記事のなかで、介護や看護、運輸などのサービスを中心に深刻な労働者不足を予測。試算では30年に341万人、40年に1100万人もの労働供給不足になると。私たちの仕事はどうなってしまうのか心配になりました。
◆身近なところでは都市部も含めて運転手不足のためにバス路線の減便が広がり、タクシーも台数が減っています。飲食店も従業員が揃わず営業時間の短縮を余儀なくされ、需要はあるのに人手不足で商品やサービスを提供できず経営が行き詰まった「人手不足倒産」は過去最多のペースだそうです。問題は手を尽くしても人材の採用が困難なことです。
◆介護、看護職員の確保はサービスの質と量に直結する重要課題、どうしたら良いか生成AIに尋ねてみました。採用活動(職場の特色、魅力を豊富な情報で動画も使い伝える)、働き方の改善(育児や介護にも対応できる柔軟な勤務形態の提供)、待遇の見直し(責任に見合う給与水準、休日を)と。これらの取り組みは一朝一夕には実現できないので長期的な視点で計画的に進めましょうと。その通りですが、先立つものも必要です。
◆首相は25日「経済成長の成果である税収増などを国民に適切に還元する」と語り具体策に賃上げ促進を挙げられました。私たち業界にも恩恵があることを切に願います。