事務局長のつぶやき

令和5年版厚生労働白書でる

令和5年版厚生労働白書でるの画像

◆8月令和5年版厚生労働白書が発表になりました。その年ごとのテーマを設定している第1部は「つながり・支え合いのある地域共生社会」のタイトル。単身世帯の増加等を背景に顕在化した制度の狭間にある課題等の現状、ポストコロナの時代に求められる「つながり・支え合い」の在り方、対応の方向を示し、国民の理解を促す内容となっています。
◆「人とのつきあいがないと感じることがありますか」など「孤独」という言葉を用いずに尋ねる調査で、孤独感が「常にある」「時々ある」との評価になった人が男女ともに20〜50代で5割超となった結果を取り上げ、家族や地域における支え合いの機能が低下し、孤独・孤立の問題も顕在化してきていると警鐘を鳴らしています。
◆その中で分野横断的な対応が求められる課題として8050問題、ヤングケアラー、セルフネグレクトなどを例示し、世代や属性を超えて様々な人が交差する居場所づくり 、高齢、障害など属性を問わない支援、申請を待つことなく能動型支援(アウトリーチ)により包摂的(インクルーシブ)なつながり・支え合いの推進が必要としています。制度から人を見るのではなく、「その人の生活を支えるために何が必要か」という観点が重要と。
◆円安や物価の上昇が話題になっています。10月から崎陽軒のシウマイ弁当が950円になると報道がありました。就職して以来(当時500円)、組合活動、お花見、運動会等職場のみんなで食べるお昼はこれでした。市民には最も分かりやすい物価の指標です。